こんにちは。管理人の黒猫丸です。
今回は、埼玉県日高市にある「高麗神社」に行って参りました。初詣の時期は県内外から約30万人もの参拝客が訪れます。そんな高麗神社の基本情報や、御朱印などの見どころをご紹介します。
高麗神社について
高句麗からの渡来人 高麗王若光を主祭神として祀る社です。
他に、導きの神 猿田彦命、長寿にして長く朝廷に仕えた武内宿祢命が祀られています。
高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)について
天智天皇5年(666年)、唐と新羅は高句麗の征討を開始、高句麗は危機的状況の中で若光含む外交使節団を大和朝廷へと派遣しました。しかし668年高句麗は滅亡し、若光は二度と故国の土を踏むことはありませんでした。
若光の渡来から半世紀を経た霊亀2(716)年5月16日、大和朝廷は駿河、甲斐、相模、上総・下総、常陸、下野から高句麗人1799人を武蔵国に移し「高麗郡」を創設(続日本書紀巻第7の記述)。若光は郡の長官に任命されました。若光は郡内の高麗人を指揮し未開の地を開発、この地で波瀾の生涯を終えました。郡民はその徳を偲び、その霊を祀り、高麗郡の守護神としました。
御祭神・ご利益
- 高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)
- 高句麗から来た王族。没後郡民がその霊を祀り、高麗郡の守護神とした。
- 出世開運・事業繁栄・子孫繁栄
- 猿田彦命(さるたひこのみこと)
- 方位除け・交通安全など
- 武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)
- 武運長久・延命長寿など
境内案内
駐車場~二ノ鳥居・手水舎
駐車場は一ノ鳥居から参道の両サイドにあります。右側の駐車場は広いです。イベント等が実施されていなければ、余裕で停められます。左右合わせて150台分くらいはあると思います。ただし、初詣の時期は近隣の臨時駐車場が開放されますが激混みです。
一般的に車で行くと駐車場から直接参道にでますので、一之鳥居は見ない方も多いと思います。
ちなみにここの道から聖天院まで歩いて行けます(片道徒歩5分。駐車場あるので車でも行けます)。
聖天院は別記事にて紹介いたします。
参道を進み、二ノ鳥居をくぐると左手に手水舎があります。コロナの影響で柄杓が撤去されてるので、流水で手口を清めます。
手水舎~参道
参道の左右の献木には、皇族や著名な国会議員の名前が結構見受けられます。過去参拝後に総理大臣になった方が相次ぎ、「出世明神」と称されるようになったようです。それで国会議員の方の参拝・献木が増えたのでしょうか。また、皇族御参拝の光栄録もありました。
参道~上皇上皇后両陛下記念碑~水天宮
右手に境内を眺めつつ進んでいくと、左手には水天宮への登り口があります。登り口からすぐの所に、上皇上皇后両陛下が御参拝された記念碑がありました。山頂までは、ほぼ未舗装の階段が約140段続きます。私は登拝して戻ってくるまで約12~13分ほどかかりました。
途中までは、急ではあるが一応階段になってます。ですが、最後の方はただの登りの山道です。登拝に不安があるようでしたら、登り口手前に遥拝所がありますので、そこで参拝をすることができます。
水天宮~拝殿
左手には拝殿へ続くスロープもありますので、車いすや階段が苦手な方も大丈夫です。御神門をくぐり拝殿へ。参拝しましょう。
社務所
社務所前にお札・お守り等が頒布されています。御朱印もこちらで申し込みます。番号札を渡されますので、中で待つことになります。水天宮の御朱印もあります。
高麗家住宅(国指定重要文化財)
拝殿と社務所を繋ぐ通路の下を抜けると、高麗家住宅があります。高麗神社の神職を努めてきた高麗家の住居として、使われていたものです。今からおよそ500年前に作られたとの事です。
御朱印
- 通年(1月~12月※1月・11月は2種類で計14種類) 初穂料500円
- 3月末か4月初旬:桜花祭特別御朱印 初穂料700円
- 旧暦8月15日:観月祭特別御朱印 初穂料700円
- 10月19日:例祭の日 例祭特別御朱印 初穂料1000円
最後に
通年の御朱印を集めるのに、特に期限は無く10年掛かっても大丈夫との事でしたので、もしよかったらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
アクセス
高麗神社
042-989-1043
最寄り駅:JR川越線・JR八高線 高麗川駅(タクシーで5分 徒歩で約20分)
参考
高麗神社HP:https://komajinja.or.jp/